AGA(男性型脱毛症)とは?
AGA(男性型脱毛症)とは、成人男性に多く見られる進行性の脱毛症です。
主に遺伝や男性ホルモンの影響によって引き起こされ、額の生え際や頭頂部から徐々に髪が薄くなっていく特徴があります。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、AGAは進行性のため早期治療が推奨されており、適切な治療を行うことで抜け毛を抑え、発毛を促すことが可能です。
AGAを本気で治療する場合は、医療機関が処方する治療薬を推奨します。医療機関では有効な薬の処方や、有効成分の頭皮注入を行うことが可能です。また、AGA薬には副作用もありますので、血液検査や経過観察は非常に重要です。
このようなお悩みはありませんか?
男性型脱毛症による薄毛の方は日本では約1200万人に上るといわれています。
プロペシアはアメリカを始め、世界60カ国以上で利用され、最も効果ある発毛剤として日本においては、医薬品として取り扱われています。
飲む発毛剤プロペシアは、男性型脱毛症の原因と考えられている頭皮のDHTの増加を抑制することにより、健康な髪を作る毛母細胞を活性化させ若々しい毛を再生させます。
このようなお悩みはありませんか?
☑髪のボリュームが減り、地肌が透けて見えるようになった
☑抜け毛の量が増え、排水溝や枕に髪の毛が目立つ
☑額の生え際が後退してきた
☑髪が細く、コシやハリがなくなってきた
☑市販の育毛剤を試したが、効果を実感できない
これらの症状がある場合、AGAが進行している可能性があります。AGAは放置すると進行するため、早めの対策が重要です。
AGAの原因
1. 男性ホルモンの影響
AGAは「ジヒドロテストステロン(DHT)」というホルモンが主な原因とされています。DHTは男性ホルモンであるテストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素の働きによって変換されて生成されます。このDHTが毛根にある受容体と結合することで、毛母細胞の成長が阻害され、ヘアサイクルが短縮されます。その結果、髪が十分に成長する前に抜け落ち、次第に細く短い毛しか生えなくなります。
2. 遺伝的要因
AGAは遺伝による影響が大きいことが知られています。特に母方の家系に薄毛の人がいる場合、AGAを発症するリスクが高くなると言われています。遺伝によって、DHTに対する毛根の感受性が高まることがAGAの進行を早める要因の一つです。
3. 生活習慣の乱れ
睡眠不足、栄養不足、ストレスの蓄積、喫煙、過度な飲酒はAGAの進行を早める要因となります。
栄養不足:髪の成長に必要な栄養素(ビタミンB群、亜鉛、鉄分など)が不足すると、健康な毛髪が育ちにくくなります。
ストレス:ストレスによって交感神経が優位になり、血流が悪化することで頭皮の栄養供給が滞り、毛根の活動が低下します。
睡眠不足:成長ホルモンの分泌が減ることで、毛髪の成長が妨げられることがあります。
喫煙・飲酒:血管を収縮させる作用があり、毛根への血流を阻害することでAGAの進行を加速させます。
AGAの治療法
1. 内服薬治療
フィナステリド(プロペシア)
フィナステリドはDHTの生成を抑制し、抜け毛の進行を防ぐ内服薬です。日本皮膚科学会のガイドラインでもAGA治療の第一選択肢として推奨されており、90%以上の患者で脱毛の進行が抑えられるという臨床データがあります。
デュタステリド(ザガーロ)
デュタステリドは、フィナステリドと同様にDHTの生成を抑える薬ですが、より強力な作用があり、より広範囲のDHTを抑制できます。
2. 外用薬治療
ミノキシジル
ミノキシジルは血行を促進し、毛根に栄養を供給することで発毛を促す成分です。日本国内では5%濃度の外用薬が承認されており、使用者の約51%が発毛を実感しています。より効果を出したい方には、内服薬のミノキシジルも用意しています。外用薬のミノキシジルよりも効果が高い分、直接体内に摂取する分副作用も強くなります。
よくある質問
Q1. AGA治療はどのくらいの期間で効果が出ますか?
個人差はありますが、一般的に3~6ヶ月の継続で抜け毛の減少を実感し、1年程度で発毛効果が確認できることが多いです。
Q2. AGA治療はずっと続けなければいけませんか?
AGAは進行性のため、治療を中断すると再び抜け毛が進行する可能性があります。長期的に維持することが大切です。
Q3. 副作用はありますか?
フィナステリドやデュタステリドは、性機能の低下や肝機能障害などの副作用が報告されています。ミノキシジルは、かゆみや頭皮の炎症を引き起こすことがあります。心配な方は医師に相談しましょう。
AGAは適切な治療を受けることで、進行を遅らせたり、発毛を促したりすることが可能です。当院では、患者さま一人ひとりに合わせたAGA治療を提供しています。気になる方は浦安市の美容皮膚科マリンクリニックまでお気軽にご相談ください。